解体工事を発注(契約)する際の重要な確認点

最近ではハウスメーカーさんなどでお住いの建て替えを行うにあたり、ハウスメーカーさんから「建物の解体工事はお客様ご自身で行ってください」と勧められることがことがあるそうです。理由は多々あるでしょうが、例えば

1・解体工事金額にハウスメーカーさんのマージンが上乗せされるため(お客様の負担を下げるため)
2・解体工事中のトラブル対応をハウスメーカーさんが嫌がるため(解体工事は騒音・振動問題が多い)
3・解体工事で排出された廃材の管理を5年間行うため(業務が増えてしまう)

などがあるでしょう。
1と2は理由としてわかりやすいと思いますが、3の【廃材の管理】というのはあまり聞きなれないことでしょう。
建物の解体工事・リフォーム工事の際に発生する産業廃棄物は、お客様の依頼により代理で受注者(工事業者)が管理しなければならないことになっています。(不法投棄防止の観点より)そのため専門的に行っている業者が行うことがベストなので、解体工事専門業者に別発注したほうが良いと判断をされているのです。

1・石綿含有事前調査
(石綿が含まれた建材が無いか調査をして、その報告書を業者が作成する。)
(これは施工前に労働基準監督署・地方自治体にも提出         )
2・工事を行う前には施工対象物から廃材が何種類(品目と呼んでおります)出るのか?
(木くず・鉄くず・コンクリートくず・廃プラスチック類など)
3・廃材がどれほどの量が出て、どこの処分場へ持ち込むのか?
  ごく一般的な住宅の例をご紹介いたします。

4・工事後に完了した産業廃棄物処分品目の内訳
(産業廃棄物処理を管理するために用いられるマニフェストを参照)
(       不法投棄の防止               )